ルーム・トゥ・リード活動支援

低所得国の子どもたちに教育の機会を
提供するNGOを継続支援

ルーム・トゥ・リードについて

「ルーム・トゥ・リード（以下RTR）」は、低所得国の何百万という子供の人生を、読み書きの習得と男女平等の教育機会から変えようとしている世界的なNGOです。
全ての子供が初等教育の間に読み書きと読書習慣を身につけること、女子学生が中等教育を修了することを、現地コミュニティ、パートナー組織、政府機関と協働でサポートしています。

支援地域のニーズを熟知した現地スタッフが活動を行っている点や、活動実績や成果を明確化して組織を運営する姿勢に共感し、アビームコンサルティングは日本初のスポンサー企業として、2008年より10年以上にわたって継続的な活動支援を行っています。
今後もアビームのコンサルティングスキルを活用し、継続的にRTRの活動をサポートしていきます。

アビームの支援内容

アビームコンサルティングの活動支援の主な取り組みは以下の2つです。

①スキル面における支援（プロボノ活動）

アビームでは、コンサルティングスキルを活かしたプロボノ活動※1により、RTRジャパンの取り組みを支えています。その1つが、RTRジャパンの法人パートナーによる支援獲得に向けた戦略策定です。

RTRジャパンがより多くの法人パートナーによる支援を獲得するために、寄付をめぐる市場動向やRTRジャパンを支援している企業の動向等を調査・分析し、法人パートナーによる支援獲得のためのアクション・プランを提案しました。

アクション・プランはRTRジャパンの理事会において議論され、今後のRTRジャパンの活動のインプットとなる他、アクション・プランとして提示していた取り組みの一部についてアビームにて引き続き支援を行います。

加えてRTRが主催する寄付イベントのボランティアサポートやRTRに対する寄付の増大・活動の認知向上を目的とした講演会の開催など、社内外に向けたさまざまなアプローチも実施しています。

※1 プロボノ活動とは、自らのスキルや専門的知識を活かした社会貢献活動のこと。

②金銭面における支援（企業寄付）

アビームは、RTRの法人サポーターとして、2008年から継続的な企業寄付を行ってきました。あわせて、社員からの募金やカフェテリアプランを通じた寄付などの資金支援を行っています。

支援金の活用方法は、寄付を行ったアビーム社員の意見や、RTR側のニーズをもとに選択します。これまでベトナム、ネパール、インド、バングラデシュ、カンボジア、スリランカ、ラオスといったアジア6か国において35以上の図書館/図書室や幼稚園/小学校の建設を支援してきました。また、2014年からは識字教育プログラムや女子教育プログラムの実施、そして現地語児童書籍の出版に活用されています。

支援人数 — アビームの寄付により支援した子どもの人数（2008～2019年度）

さらに、継続的な支援を行うとともに、活動の成果を確認・検証することも大切にしています。そのための取り組みとして、2013年からはアビームのRTRチーム担当者による支援先の現地視察を実施し、寄付がどのように活用されているのかを確認・検証しています。
（過去に実施した支援先の現地視察の内容や所感をまとめたレポートは、以下「支援先レポート」リンクからご覧いただけます。）

2018年にスリランカ、2019年にはカンボジアを訪問し、支援先の幼稚園や小学校に通う子供たちと触れ合いました。訪問先で施設が効率良く運営され、子供たちがイキイキと学んでいる姿を目にし、本活動を行う意義を再確認しています。今後はアビームの海外オフィスも巻き込み、よりグローバルな支援を行っていきます。